肩髃(けんぐう)とは?
手陽明大腸経には、商陽から迎香まで20の経穴があります。
今回ご紹介するのは、 大腸経の15番目の経穴「肩髃(けんぐう)」 です。
肩髃は、 肩の外側に位置する大腸経の代表的なツボ です。
前回ご紹介した 臂臑(ひじゅ) からさらに肩方向へ進んだ場所にあり、 この先は 巨骨(ここつ) へと続いていきます。
名古屋市港区の 鍼灸治療院 寛ぎ では、 一つのツボだけを見るのではなく、 気血・経絡・臓腑・陰陽など、 身体全体の状態を確認しながら施術を組み立てています。
肩髃の場所
肩髃は、 肩の外側、腕を横に上げたときに肩にできるくぼみ付近 にあります。
肩の前外側に位置し、 上腕骨頭の近くに取る経穴です。
肩を動かすと位置を確認しやすく、 大腸経が上腕から肩へ入っていく場所としても分かりやすいツボです。
「肩髃」という名前の意味
経穴の名前には、 その場所や骨格との関係を表す意味が込められていることがあります。
「肩」はそのまま肩を表し、 「髃」は肩の骨やその周辺を示す言葉として使われます。
つまり肩髃は、 肩の骨の近くに位置するツボ ということが名前からも分かります。
肩髃はどのようなときに使われる?
古典的な東洋医学では、 肩髃は大腸経に関係するさまざまな状態を考える際に 用いられてきました。
たとえば、
肩周囲の違和感。
腕を上げにくい感じ。
肩から上腕にかけての張り。
肩周囲の重だるさ。
大腸経に沿った緊張。
などを確認する際に選ばれることがあります。
ただし、 「肩が痛いから必ず肩髃」 という考え方ではありません。
肩だけでなく、 首・背中・上腕・肘・手首なども含めて 身体全体を確認しながら使用する経穴を選びます。
肩のツボとして有名な理由
肩髃は、 その名の通り肩にある経穴で、 肩の動きと関連する位置にあります。
そのため、 肩周囲の状態を確認する際に よく知られているツボの一つです。
ただし、 東洋医学では局所だけではなく、 大腸経全体の流れ をみることが大切です。
大腸経は、 人差し指から始まり、 前腕、肘、上腕、肩、首、顔へとつながっていきます。
臂臑から肩髃へ
大腸経は、
手五里
↓
臂臑
↓
肩髃
という順に、 上腕から肩へ進んでいきます。
肩髃は、 上肢から肩へ移る重要なポイント として見ると分かりやすい経穴です。
肩の不調は肩だけを見ない
肩の違和感がある場合でも、 必ずしも肩だけに原因があるとは限りません。
首や背中の緊張、 上腕・前腕の使い方、 姿勢や日常生活での負担なども関係することがあります。
鍼灸では、 症状がある場所だけではなく、 経絡や身体全体の状態をみる ことを大切にしています。
ここまでの大腸経の流れ
ここまで大腸経は、
商陽
↓
二間
↓
三間
↓
合谷
↓
陽谿
↓
偏歴
↓
温溜
↓
下廉
↓
上廉
↓
手三里
↓
曲池
↓
肘髎
↓
手五里
↓
臂臑
↓
肩髃
と進んできました。
人差し指から始まった大腸経は、 ついに肩まで到達しました。
この先は、 巨骨(ここつ) へと続いていきます。
肩髃を自分で押してもいい?
セルフケアとして触れる場合は、 肩の外側を指の腹でやさしく触れてみてください。
強く押し込む必要はありません。
肩をゆっくり動かしながら、 痛みのない範囲で軽く刺激する程度で十分です。
強い痛み・腫れ・熱感・しびれ、 腕が急に上がらなくなった場合などは、 無理に刺激を続けず、 必要に応じて医療機関へご相談ください。
肩髃だけで身体を判断するわけではありません
肩髃は肩周囲でよく知られている経穴ですが、 鍼灸では一つのツボだけですべてを判断するわけではありません。
大腸経には、
商陽。
二間。
三間。
合谷。
陽谿。
偏歴。
温溜。
下廉。
上廉。
手三里。
曲池。
肘髎。
手五里。
臂臑。
肩髃。
巨骨。
天鼎。
扶突。
禾髎。
迎香。
という20の経穴があります。
さらに他の経絡も含め、
気血
経絡
臓腑
陰陽
などを確認しながら、 その日の身体に合わせて施術を組み立てます。
名古屋市港区の鍼灸治療院 寛ぎ
鍼灸治療院 寛ぎでは、 症状が出ている場所だけではなく、 身体全体の状態を確認することを大切にしています。
東洋医学の考え方をもとに、 鍼・灸・手技・吸い玉などを お身体の状態に合わせて組み合わせています。
身体全体をみる「全身鍼灸」
一部分だけではなく、 身体全体をしっかり確認してほしい方には、 全身鍼灸 をご用意しています。
気血・経絡・臓腑・陰陽など、 東洋医学の考え方をもとに、 その日の身体に合わせて施術を組み立てます。
施術時間:90分程度
料金:11,000円(税込)
美顔鍼付き
LARGE INTESTINE MERIDIAN
名古屋市で鍼灸院をお探しの方へ
肩だけを見るのではなく、
気血・経絡・臓腑・陰陽を確認しながら
身体全体をみて施術します。
大腸経シリーズ|次回は「巨骨」
今回の 肩髃 に続いて、 次回は肩の上部にある 「巨骨(ここつ)」 をご紹介します。
巨骨は、 肩の骨格との関係が分かりやすい経穴です。
次回は、 「巨骨の場所」「名前の意味」「肩髃との違い」「首へどうつながるのか」 まで詳しく見ていきます。
まとめ
肩髃は、 手陽明大腸経の15番目に位置する経穴 です。
肩の外側にあり、 腕を上げたときに確認しやすい場所にあります。
臂臑から肩髃へ進むことで、 人差し指から始まった大腸経は いよいよ肩へ到達します。
この先は、 巨骨を経て首・顔へと向かっていきます。
名古屋市で東洋医学をもとにした鍼灸をお探しの方は、 お気軽にご相談ください。
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