「身体が本来持つ回復力を呼び覚ます。」
はり きゅうについて
はり・きゅうについて
身体が本来持つ「治る力」を引き出す伝統医療
鍼灸(はり・きゅう)は、東洋医学に基づき、身体のツボや筋肉へやさしく刺激を与え、本来備わっている回復力を引き出す治療法です。
施術を行うのは、国家資格である「はり師」「きゅう師」の資格を持つ施術者です。
鍼(はり)は痛くありませんか?
初めての方が一番心配されるのが、「鍼は痛くないの?」ということです。
当院で使用する鍼は、髪の毛ほどの細さ(約0.18〜0.20mm)の非常に細い鍼です。
注射針とはまったく違い、多くの方が
「思っていたより全然痛くなかった」
と驚かれます。
お身体の状態に合わせて刺激の強さも調整しますので、初めての方も安心して施術を受けていただけます。
お灸について
お灸は、ヨモギの葉から作られる「もぐさ」を使用します。
もぐさには「チネオール」という香り成分が含まれ、心地よい香りと温かさで身体をやさしく温めます。
温熱刺激によって血流を促し、冷えや筋肉の緊張を和らげ、身体全体の巡りを整えていきます。
「熱そう」というイメージを持たれる方も多いですが、熱さは調整できますのでご安心ください。
東洋医学の考え方
東洋医学では、身体は一つのつながりとして考えます。
痛い場所だけを診るのではなく、全身のバランスや巡りを整えることで、不調の原因へアプローチしていきます。
肩こりや腰痛だけでなく、自律神経の乱れや慢性的な疲労など、さまざまなお悩みに対応できることも鍼灸の特徴です。
2000年前の古来中国発祥か
約2,000年受け継がれてきた伝統医療
長い歴史に支えられた「はり・きゅう」
鍼灸は、約2,000年以上前の古代中国で生まれた伝統医療です。
長い年月をかけて多くの人々の健康を支え、現在も世界中で受け継がれています。
日本には奈良時代に伝わり、江戸時代には庶民にも広く親しまれる身近な医療として発展しました。
日本で育まれた鍼灸
明治時代になると、西洋医学が中心となり、鍼灸や漢方医学は一時的に衰退しました。
それでも、多くの人々に必要とされ続けたことで、その価値は受け継がれ、現在では「はり師」「きゅう師」という国家資格として正式に認められています。
戦後は法律が整備され、教育や研究も進み、鍼灸はより安全で信頼できる医療として発展してきました。
伝統と科学が融合する医療へ
現在では、昔から受け継がれてきた東洋医学の知恵に加え、大学や研究機関で科学的な研究も進められています。
その結果、日本ならではの繊細でやさしい施術技術が発展し、多くの治療法が生まれました。
伝統を大切にしながらも、現代の医学や研究を取り入れ、一人ひとりに合った施術を行う。
それが、今の日本の鍼灸です。
当院の考える鍼灸
当院では、約2,000年にわたり受け継がれてきた東洋医学の知恵と、現代の医学的な考え方を大切にしながら施術を行っています。
痛みや不調だけを見るのではなく、お身体全体のバランスを整え、本来持っている回復力を引き出すことを目指しています。
長い歴史の中で受け継がれてきた技術だからこそ、今も多くの方に選ばれ続けています。
西洋医学と東洋医学とはり きゅうについて
西洋医学と東洋医学、そして鍼灸
どちらも大切な医療だからこそ、それぞれの良さがあります。
現代医療は大きく分けると、「西洋医学」と「東洋医学」という2つの考え方があります。
どちらが優れているということではなく、それぞれ得意な分野が異なります。
西洋医学とは
西洋医学は、病気の原因を検査によって見つけ出し、その原因に対して治療を行う医学です。
薬による治療や注射、手術などは西洋医学の代表的な治療法であり、急性疾患や命に関わる病気、ケガなどでは欠かすことのできない医療です。
現代医療の発展により、多くの命が救われています。
東洋医学とは
東洋医学では、身体を一つのつながりとして考えます。
痛みや症状だけを見るのではなく、
「なぜその不調が起きたのか」
という身体全体のバランスに着目し、本来持っている回復力を引き出すことを大切にしています。
その考え方の中心にあるのが、
「気・血・水(き・けつ・すい)」
という東洋医学の基本概念です。
「気・血・水」とは
気(き)
生命活動のエネルギーです。
元気・気力・活力など、身体を動かす原動力と考えられています。
血(けつ)
身体中を巡る血液や栄養のことです。
全身へ酸素や栄養を届け、身体を養う大切な役割があります。
水(すい)
血液以外の体液(リンパ液や水分など)のことです。
身体を潤し、老廃物の排出や各臓器がスムーズに働くために欠かせない存在です。
鍼灸は「巡り」を整える治療
東洋医学では、「気・血・水」が身体の中をスムーズに巡ることで健康が保たれると考えられています。
その通り道を**「経絡(けいらく)」と呼び、経絡上には「経穴(ツボ)」**があります。
鍼灸では、一人ひとりのお身体の状態を見極めながらツボへ刺激を与え、
身体全体の巡りを整え、本来持っている回復力を引き出していきます。
西洋医学と東洋医学は、どちらも必要です
急な病気やケガ、手術が必要な場合には、西洋医学が大きな力を発揮します。
一方で、
慢性的な肩こりや腰痛
自律神経の乱れ
冷えや疲労感
原因がはっきりしない不調
健康維持や予防
には、東洋医学が役立つこともあります。
病気を治すための西洋医学。
健康を維持し、身体を整える東洋医学。
それぞれの良さを活かしながら、ご自身に合った医療を選ぶことが大切だと私たちは考えています。
鍼灸は東洋医学の代表的な治療法です
鍼灸は、漢方薬、あん摩マッサージ指圧、吸い玉(カッピング)などと並ぶ、東洋医学を代表する治療法の一つです。
約2,000年以上にわたり受け継がれ、現在では世界中で研究や実践が行われています。
長い歴史の中で培われてきた知恵と、現代医学の研究を取り入れながら、今もなお多くの方の健康を支え続けています。
当院の考え
当院では、西洋医学と東洋医学のどちらか一方だけに偏るのではなく、それぞれの良さを大切にしています。
必要なときは医療機関での検査や治療をおすすめしながら、鍼灸を通して身体全体のバランスを整え、患者様が本来持つ回復力を引き出せるようサポートしています。
「治療する」だけではなく、「健康な毎日を維持する」。
それが、私たちが大切にしている鍼灸治療です。
はり きゅうの身体作用について
はりの身体作用のメカニズムはすべてが明らかになっているわけではありません。鍼灸治療は臨床と研究が重ねられ、ある程度の作用の仕組みについてのエビデンス(根拠)を示せるデータ、結果も多く集められております。
コリの緩和、痛みの軽減、関節痛、頭痛の緩和、顔面神経麻痺へのアプローチ等明らかな症状に対しての施術作用は良い結果を生み出しています。
それから内傷性の問題に対しても東洋医学的観点からのアプローチ(ツボを捉えた刺激)による内臓機能、血管機能に対しての作用にも効果的なデータもでてきており、更なる身体への必要性も求められていくでしょう。
身体の痛みやコリ、疲労に対して緩和させていくはり きゅう
内臓機能の安定を持続させていくためのはり きゅう
外的要因に対してのケアと内的要因に対してのケアに、良い影響を与える手技だと捉えて頂けると良いかと思います。
いずれにしてもはり きゅうが及ぼす身体作用に関しては、正確な根拠を示せるほどのデータや回復の再現性など正確な答えは出にくいと私は考えます。
しかしながら、身体に及ぼす佐用、免疫系統、自然治癒力への活性化に大きく関わる施術だと日々臨床を重ねて感じております。
自然治癒力を最大化すること、これこそが私どもはり師 きゅう師の仕事だとも思っております。
世界的に普及するはり きゅう
鍼灸は古くから受け継がれてきた伝統医療ですが、現在では日本だけでなく世界中で研究・実践され、多くの国で活用されています。
1979年にはWHO(世界保健機関)が鍼灸の有効性について適応疾患を公表し、その後も研究が進み、日本でも大学医学部で東洋医学が学ばれるようになりました。
現代では、ストレスや慢性的な疲労、自律神経の乱れ、原因がはっきりしない不調に悩む方が増えています。
西洋医学が病気そのものを治療することを得意とする一方で、東洋医学は身体全体のバランスを整え、本来持っている回復力を引き出すことを大切にしています。
そのため、慢性的な症状や「病院では異常がないと言われたけれどつらい」という不調に対して、鍼灸を取り入れる医療機関も増えています。
2008年にはWHOによって世界共通のツボの名称や位置が統一され、鍼灸は世界標準の医療として、さらに発展を続けています。
「つらい症状だけを見るのではなく、その原因となる身体全体のバランスを整えること。それが鍼灸治療の大きな特徴です。
はり治療の研究と取り組みがようやく始まった日本
日本だからこそ、鍼灸が必要な時代へ
日本では古くから鍼灸が受け継がれてきました。しかし現在でも、「鍼は痛そう」「本当に効果があるの?」というイメージから、治療の選択肢として十分に知られていないのが現状です。
一方、アメリカやイギリス、ドイツ、イタリアなど世界各国では、鍼灸は医療の一つとして活用され、多くの医療機関で取り入れられています。
近年、日本でもその価値は見直され始めています。
厚生労働省は、西洋医学と鍼灸などの伝統医療を組み合わせる**「統合医療」**の取り組みを進め、患者様一人ひとりに合った医療の実現を目指しています。
しかし、実際の医療現場で鍼灸が活用される機会は、まだ十分とは言えません。
だからこそ私たちは、もっと多くの方に鍼灸という選択肢を知っていただきたいと考えています。
薬だけに頼るのではなく、手術だけに頼るのでもない。
「自分自身が本来持っている治る力」を引き出す。
それが鍼灸治療の大きな役割です。
高齢化が進み、慢性的な痛みや自律神経の不調、原因がはっきりしない症状で悩む方が増えている今、日本でも鍼灸がもっと身近な医療になることが求められています。
私たちは、一人でも多くの方が毎日を笑顔で過ごせるよう、東洋医学の力で健康を支えていきたいと考えています。
「治す」だけではなく、「健康を育てる」。
それが私たちの考えるはり きゅう。
リハビリ分野での活躍
脳卒中後遺症と鍼灸リハビリ
脳卒中は、身体の麻痺やしびれ、歩きにくさ、手足の動かしにくさ、言葉の話しづらさなど、さまざまな後遺症を残すことがあります。
リハビリは、失われた機能を少しでも取り戻し、自分らしい生活を送るために欠かせない治療です。
近年では、そのリハビリを支える方法の一つとして、鍼灸治療にも注目が集まっています。
鍼灸では、身体のツボを刺激することで筋肉の緊張を和らげたり、血流を促したり、身体の感覚や動きを引き出すことを目指します。また、リハビリと組み合わせることで、機能回復を支える可能性についても研究が進められています。
私自身、脳卒中後遺症の鍼灸治療を専門分野の一つとして、多くの患者様と向き合ってきました。
回復のスピードや程度には個人差がありますが、「少し手が動くようになった」「歩きやすくなった」「生活が楽になった」という喜びの声をいただくたびに、鍼灸の可能性を強く感じています。
現在も国内外で研究が進められており、鍼灸はリハビリテーションを支える選択肢の一つとして、今後さらに発展していくことが期待されています。
「もう回復しない」とあきらめてほしくありません。
身体には、本来備わっている回復する力があります。
私は鍼灸を通して、その力を最大限に引き出し、一人でも多くの方が笑顔を取り戻せるようお手伝いしたいと考えています。
はり きゅう治療の流れ
はり・きゅう治療の流れ
初めての方でも安心して受けていただけます
鍼灸治療が初めての方は、「痛そう」「熱そう」と不安に感じるかもしれません。
当院では、そのような不安を少しでも取り除けるよう、一人ひとりのお身体の状態やご希望を丁寧にお伺いし、無理のない施術を心がけています。
はり治療
当院で使用する鍼は、**髪の毛ほどの細さ(約0.12~0.25mm)**の非常に細い鍼です。
素材は医療用ステンレス製で、すべて**使い捨て(ディスポーザブル)**を使用しています。
そのため衛生面でも安心・安全です。
刺した瞬間もほとんど痛みを感じない方が多く、「思っていたより全然痛くなかった」というお声を多くいただいています。
きゅう治療
お灸は、ヨモギから作られた「もぐさ」を使用します。
身体をじんわりと温め、心地よい温かさが続くのが特徴です。
ツボを温めることで身体の巡りを整え、冷えや緊張をやわらげ、身体の内側から健康をサポートします。
熱さが苦手な方には、お身体に合わせて刺激を調整しますので安心してお受けいただけます。
当院が大切にしていること
当院では、
「はり・きゅう・ほぐし 吸い玉」
を組み合わせ、一時的に痛みを抑えるだけではなく、身体全体のバランスを整え、不調の原因へアプローチしていきます。
一人ひとり異なる身体の状態を丁寧に見極め、
痛みやコリの緩和
身体の巡りを整える
筋肉の緊張をやわらげる
冷えや疲労感の軽減
心身ともにリラックスできる身体づくり
を目標に施術を行っています。
「無理な施術は行いません。」
初めての方や鍼が苦手な方にも、お身体の状態やご希望に合わせて刺激の強さを調整しながら施術いたします。気になることや不安なことがありましたら、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。

