「食後になると眠くなる」
「少し食べただけで胃が重い」
「お腹が張りやすい」
「疲れると食欲まで落ちる」
そんな胃腸の不調はありませんか?
胃腸の不調というと、
「食べすぎたから」
「胃が弱い体質だから」
と考えがちです。
しかし東洋医学では、胃腸の働きを身体全体を支える大切な土台のひとつとして考えます。
名古屋市港区の鍼灸治療院 寛ぎでも、疲れや冷え、むくみ、睡眠の悩みがある方に、胃腸の状態を一緒に確認することがあります。
今回は、東洋医学から見た「胃腸の働き」と体質についてわかりやすくお話しします。
東洋医学では胃腸をどう考える?
東洋医学では、食べたものから身体を養う力を作り出す働きをとても大切にします。
その中心になる考え方のひとつが、
脾(ひ)・胃(い)
です。
これは西洋医学の臓器そのものと完全に同じ意味ではなく、東洋医学独自の機能的な考え方です。
胃腸が弱るとどんなサインが出る?
東洋医学では、胃腸の働きが弱っていると考えられるとき、
食欲が落ちる
食後に眠くなる
少し食べただけで重い
お腹が張る
軟便になりやすい
疲れやすい
むくみやすい
身体が重い
などを組み合わせて考えることがあります。
ただし、
ひとつ当てはまっただけで体質が決まるわけではありません。
食後に眠くなるのはなぜ?
食後に眠くなること自体は珍しいことではありません。
ただ、
「毎回かなり眠くなる」
「食後は何もできなくなる」
という方もいます。
東洋医学では、食べ物を消化し、身体を養う力を作る過程で負担がかかっていると考えることがあります。
「脾虚」という考え方
東洋医学では、胃腸を中心とした働きが弱っているような状態を、
脾虚(ひきょ)
という考え方で整理することがあります。
例えば、
疲れやすい
食欲が安定しない
食後にだるくなる
軟便になりやすい
むくみやすい
身体が重い
などの傾向が重なる場合に考えることがあります。
脾虚と「気」の不足は関係して考えます
胃腸の働きが弱っていると考えられる場合、前にお話しした気虚とも関連づけて見ることがあります。
東洋医学では、
食べる
↓
消化する
↓
身体を養う力を作る
という流れを大切にします。
そのため胃腸の状態は、疲れやすさとも関係して考えます。
胃が重いタイプ
「食欲はあるけど、食べると胃が重い」
「脂っこいものがつらい」
「夜遅く食べると翌朝まで残る」
という方もいます。
こうした場合は、単純に食べる量だけでなく、
食事時間
食べるスピード
食事内容
睡眠
ストレス
なども見直してみることが大切です。
お腹が張りやすい人
食後になると、
「お腹がパンパンになる」
「ガスがたまりやすい」
という方もいます。
東洋医学では、胃腸の働きだけでなく、前にお話しした気の巡りという視点から考えることもあります。
ストレスが強いときほど、お腹が張るという方もいます。
胃腸とストレスは別々ではありません
仕事や人間関係でストレスが続くと、
「胃が痛い」
「食欲がなくなる」
「お腹を壊す」
という経験をしたことがある方もいると思います。
東洋医学では、
気分と胃腸を完全に別の問題として考えない
ことがあります。
胃腸が弱い人は冷えやすいことも
胃腸の調子が悪いときに、
「お腹が冷たい」
「冷たいものを食べるとすぐお腹を壊す」
という方もいます。
前回までにお話しした、
冷え。
疲れ。
むくみ。
胃腸。
は、それぞれ別々の症状に見えても、一緒に現れることがあります。
むくみと胃腸も関係して考える
東洋医学では、胃腸の働きと水分の巡りを一緒に考えることがあります。
例えば、
むくみやすい
身体が重い
食後に眠い
胃腸が弱い
という状態が重なっている場合です。
だからこそ、ひとつの症状だけを見るのではなく、身体全体を見ることが大切です。
朝食を抜けばいいとは限りません
胃が重いからといって、
「食べない方がいい」
と自己判断するのはおすすめできません。
食事量や回数は、その人の体調によって違います。
大切なのは、
極端な食事制限をしないこと
です。
日常生活で見直したいこと
胃腸の調子が気になるときは、まず基本的なことから見直してみてください。
食べすぎない
急いで食べない
夜遅くに大量に食べない
冷たいものばかりに偏らない
食事時間を大きく乱さない
睡眠を確保する
こうしたことも立派な養生です。
よく噛むことも大切
忙しいと、
「5分で食事を終わらせる」
ということもあると思います。
でも、よく噛まずに急いで食べると、胃腸への負担を感じる方もいます。
まずは、
少しゆっくり食べる
ところから始めても大丈夫です。
食後すぐ横になる習慣も見直す
食後すぐに横になることが続くと、胃の不快感を感じる方もいます。
体調に問題がなければ、食後は少しゆっくり過ごしながら身体を起こしておくこともひとつの方法です。
自分の胃腸をチェックしてみる
次のような傾向がないか見てみてください。
食後に眠くなる
少し食べただけで胃が重い
食欲にムラがある
お腹が張りやすい
軟便になりやすい
冷たいものが苦手
疲れやすい
むくみやすい
身体が重い
ストレスで胃腸が乱れる
いくつ当てはまるかだけで体質を決めることはできません。
胃腸の弱さだけが原因とは限らない
ここまで読んで、
「私は脾虚かな?」
と思った方もいるかもしれません。
でも実際には、
気の不足。
冷え。
水分の巡り。
ストレス。
睡眠。
などが一緒に関係している場合があります。
つまり、
胃腸だけ見ても身体全体は分からない
ということです。
長く続く胃腸症状は医療機関へ
胃腸の不調には、病気が関係している場合もあります。
特に、
強い腹痛
血便
黒い便
繰り返す嘔吐
急な体重減少
食事が取れない状態
長期間続く強い症状
などがある場合は、体質だけの問題と考えず医療機関へ相談してください。
自分の胃腸タイプを知ってみませんか?
胃腸の不調があっても、
疲れが強い人。
冷えがある人。
むくみがある人。
ストレスが強い人。
それぞれ身体の傾向は違います。
そこで活用してほしいのが、
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YOJYOでは、
胃腸。
疲れ。
冷え。
むくみ。
睡眠。
気分。
食事。
生活習慣。
などについて質問に答えながら、現在の身体の傾向を整理していきます。
「胃が弱いからこのタイプ」
と単純に決めるのではなく、身体全体から見ることを大切にしています。
診断したら、その先の養生へ
YOJYOが大切にしているのは、
診断 → 理解 → 養生 → 継続
です。
自分の身体の傾向を知ったあと、
「自分の場合、食事や生活で何を意識すればいい?」
というところまでつなげていきます。
「昔から胃腸が弱い」で終わらせない
長年胃腸の調子が安定しないと、
「自分は胃が弱いから仕方ない」
と思ってしまうことがあります。
でも、
胃腸。
疲れ。
冷え。
むくみ。
睡眠。
ストレス。
を一緒に見てみると、自分でも気づいていなかった体質の傾向が見えてくるかもしれません。
自分の体質を知ることが、養生の第一歩です。
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