禾髎(かりょう)とは?
手陽明大腸経には、商陽から迎香まで20の経穴があります。
今回ご紹介するのは、 大腸経の19番目の経穴「禾髎(かりょう)」 です。
禾髎は、 鼻の下、上唇の近くに位置する顔面部のツボ です。
前回ご紹介した 扶突(ふとつ) から大腸経は首を上がり、 顔面へと進んできます。
そして禾髎の次に、 大腸経最後の経穴 迎香(げいこう) へと続いていきます。
名古屋市港区の 鍼灸治療院 寛ぎ では、 一つのツボだけを見るのではなく、 気血・経絡・臓腑・陰陽など、 身体全体の状態を確認しながら施術を組み立てています。
禾髎の場所
禾髎は、 鼻の下、上唇の外側寄り にあります。
鼻の下にある溝の外側、 上唇との境に近い位置に取る経穴です。
顔面の中でも、 鼻と口の間 に位置するツボとして覚えると分かりやすいです。
「禾髎」という名前の意味
経穴の名前には、 その場所や形を表す意味が込められていることがあります。
「禾」は穀物や稲を意味し、 「髎」は骨のくぼみや隙間を表す言葉として使われます。
口は食べ物を取り入れる場所であり、 禾髎という名称にも、 口周囲との位置的な関係 が表れていると考えられています。
なぜ手から始まった経絡が顔まで来るの?
手陽明大腸経は、 人差し指の先にある 商陽 から始まります。
そこから、
手の甲。
前腕。
肘。
上腕。
肩。
首。
を通り、 最終的に顔へと進んでいきます。
禾髎は、 大腸経が顔面に到達した終盤の経穴 です。
禾髎はどのようなときに使われる?
古典的な東洋医学では、 禾髎は顔面部や大腸経に関係するさまざまな状態を考える際に 用いられてきました。
たとえば、
鼻周囲の違和感。
上唇周囲の違和感。
口周囲のこわばり。
顔面部の緊張。
大腸経に沿った違和感。
などを確認する際に選ばれることがあります。
ただし、 「この症状なら必ず禾髎」 という考え方ではありません。
顔面だけではなく、 首や肩、腕まで含めて 大腸経全体の状態を確認しながら使用する経穴を選びます。
鼻や口の不調でも腕のツボを使うことがある理由
東洋医学では、 ツボがある場所だけでなく、 経絡全体のつながり を考えます。
大腸経は、 人差し指から顔まで一本の流れとして捉えられています。
そのため、 鼻や口周囲の状態をみる際にも、 合谷や曲池など、 顔から離れた経穴が選ばれることがあります。
逆に、 顔にある禾髎も、 大腸経全体の一部として考えます。
禾髎から迎香へ|大腸経は最終地点へ
ここまで大腸経は、
商陽
↓
二間
↓
三間
↓
合谷
↓
陽谿
↓
偏歴
↓
温溜
↓
下廉
↓
上廉
↓
手三里
↓
曲池
↓
肘髎
↓
手五里
↓
臂臑
↓
肩髃
↓
巨骨
↓
天鼎
↓
扶突
↓
禾髎
と進んできました。
人差し指から始まった大腸経は、 ついに鼻と口の間まで到達しました。
そして最後の経穴が、 迎香(げいこう) です。
顔のツボは強く押しすぎない
禾髎は顔面部にある経穴です。
セルフケアとして触れる場合は、 指の腹でやさしく触れる程度にしてください。
強く押したり、 長時間刺激を続ける必要はありません。
赤み・腫れ・強い痛み・しびれなどがある場合は、 無理に刺激を続けず、 必要に応じて医療機関へご相談ください。
禾髎だけで身体を判断するわけではありません
禾髎は顔面部にある大腸経の重要な経穴ですが、 鍼灸では一つのツボだけですべてを判断するわけではありません。
大腸経には、
商陽。
二間。
三間。
合谷。
陽谿。
偏歴。
温溜。
下廉。
上廉。
手三里。
曲池。
肘髎。
手五里。
臂臑。
肩髃。
巨骨。
天鼎。
扶突。
禾髎。
迎香。
という20の経穴があります。
さらに他の経絡も含め、
気血
経絡
臓腑
陰陽
などを確認しながら、 その日の身体に合わせて施術を組み立てます。
名古屋市港区の鍼灸治療院 寛ぎ
鍼灸治療院 寛ぎでは、 症状が出ている場所だけではなく、 身体全体の状態を確認することを大切にしています。
東洋医学の考え方をもとに、 鍼・灸・手技・吸い玉などを お身体の状態に合わせて組み合わせています。
身体全体をみる「全身鍼灸」
一部分だけではなく、 身体全体をしっかり確認してほしい方には、 全身鍼灸 をご用意しています。
気血・経絡・臓腑・陰陽など、 東洋医学の考え方をもとに、 その日の身体に合わせて施術を組み立てます。
施術時間:90分程度
料金:11,000円(税込)
美顔鍼付き
LARGE INTESTINE MERIDIAN
名古屋市で鍼灸院をお探しの方へ
鼻や口周囲だけを見るのではなく、
気血・経絡・臓腑・陰陽を確認しながら
身体全体をみて施術します。
大腸経シリーズ|次回はいよいよ「迎香」
今回の 禾髎 に続いて、 次回はいよいよ手陽明大腸経最後の経穴 「迎香(げいこう)」 をご紹介します。
迎香は、 小鼻の外側にある非常によく知られた経穴 です。
次回は、 「迎香の場所」「名前の意味」「鼻との関係」「20穴を通して見えてくる大腸経の全体像」 まで、シリーズ最終回としてしっかりまとめます。
まとめ
禾髎は、 手陽明大腸経の19番目に位置する経穴 です。
鼻の下から上唇付近に位置し、 大腸経が顔面へ到達した終盤のツボです。
人差し指から始まった大腸経は、 腕・肩・首を通って禾髎まで進み、 次の迎香で20穴すべてがそろいます。
名古屋市で東洋医学をもとにした鍼灸をお探しの方は、 お気軽にご相談ください。
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