寛ぎブログ

2026.09.07更新

「最近なんとなく疲れが取れない」

「胃腸の調子がいまひとつ」

「身体が重くて、やる気が出にくい」

そんなときに、昔からよく使われてきたツボのひとつが
足三里(あしさんり) です。

足三里は、鍼灸治療でもとても有名なツボです。

足三里はどこにある?

足三里は、膝のお皿の少し下、すねの外側にあります。

膝のお皿の下あたりから、指4本分ほど下がった場所を目安に探します。

すねの骨のすぐ外側あたりを押してみて、

「少し響く感じがする」
「押すと気持ちいい」

と感じる場所が目安です。

足三里はどんなときに使われる?

足三里は昔から、

疲労感
胃腸の不調
食欲が落ちているとき
身体がだるいとき
冷えが気になるとき
体力が落ちていると感じるとき

など、幅広く使われてきました。

東洋医学では、身体の土台を整えるツボのひとつとして考えられています。

なぜ「足」のツボなのに胃腸に使うの?

東洋医学では、痛い場所だけにツボを使うわけではありません。

身体には経絡という流れがあると考えられており、足三里は胃と関係の深い経絡上にあります。

そのため、足にあるツボでありながら、胃腸の働きや全身の状態を見るときにも使われます。

これが東洋医学のおもしろいところです。

自宅でやるなら、軽く押すだけでもOK

足三里は、自宅でも比較的刺激しやすいツボです。

親指でゆっくり押して、

5秒ほど押す

ゆっくり離す

これを数回繰り返すだけでも十分です。

強く押しすぎる必要はありません。

「少し気持ちいいな」

くらいの刺激で大丈夫です。

お灸との相性もいいツボ

足三里は、お灸でもよく使われるツボです。

冷えが強い方や、疲労感が続いている方では、温めることで心地よく感じることもあります。

ただし、自宅でお灸を行う場合は、やけどには十分注意してください。

皮膚の状態が悪い場合や、感覚が鈍い場合は無理に行わないことも大切です。

足三里は「元気の土台」を見るツボ

足三里は、「ここを押せば何でも治る」というツボではありません。

でも、

「最近ちょっと疲れてるな」

「胃腸も少し弱ってる気がするな」

そんな身体の変化に気づくきっかけとして、とても使いやすいツボです。

鍼灸治療院 寛ぎでも、その日の身体の状態を確認しながら、足三里を使うことがあります。

疲れてから無理をするのではなく、

疲れを感じたときに、自分の身体に目を向ける。

そんな習慣も、健康を保つためには大切です。

次回予告

第6話
首・肩がつらいときに使われるツボ「合谷」

手にあるのに、首や肩のつらさにも使われる有名なツボ。
次回は「合谷(ごうこく)」について紹介します。nicoabon