「足先が冷える」
「夕方になると脚が重く感じる」
「なんとなく身体が冷えやすい」
そんなとき、鍼灸やセルフケアでよく使われるツボのひとつがあります。
今回ご紹介するのは、
三陰交(さんいんこう)
というツボです。
三陰交は、鍼灸を受けたことがある方なら、 一度は刺激されたことがあるかもしれないほど有名なツボです。
三陰交はどこにある?
三陰交は、足の内側にあります。
目安としては、 内くるぶしの一番高いところから、指4本分ほど上。
そこから、すねの骨の内側の際を探していくと、 押したときに少し敏感に感じる場所があります。
三陰交の探し方
① 内くるぶしの一番高い位置を確認する
② そこから指4本分ほど上へ進む
③ すねの骨の内側の際をゆっくり押して探す
なぜ「三陰交」という名前なの?
東洋医学では、身体の中を「経絡(けいらく)」という流れが巡っていると考えます。
三陰交はその名前の通り、 足を通る3つの陰の経絡が交わる場所とされています。
そのため、昔から身体のさまざまな状態を整える際に よく用いられてきた重要なツボのひとつです。
どんなときに使われる?
三陰交は、鍼灸の現場では身体の状態に合わせて幅広く使われます。
・足先の冷えが気になるとき
・脚のむくみや重だるさが気になるとき
・身体が冷えやすいと感じるとき
・女性の身体のリズムを考えるとき
・疲れがたまり、身体全体を整えたいとき
ただし、 「このツボを押せば必ず症状が良くなる」 というものではありません。
鍼灸では、その日の体調や体質、 他のツボの反応なども確認しながら使う場所を決めていきます。
自宅で押すなら、ゆっくり優しく
セルフケアとして三陰交を刺激するときは、 強く押し込む必要はありません。
親指の腹を当てて、 「気持ちいい」と感じる程度の強さで ゆっくり押してみてください。
5秒ほど押して離す動きを数回繰り返す程度でも十分です。
身体を温めながら行うのもおすすめです。
注意
妊娠中など、身体の状態によっては自己判断で強い刺激を行わない方がよい場合があります。 不安がある場合は、医療機関や鍼灸師などの専門家へご相談ください。
ツボは「点」だけを見るものではありません
足三里、合谷、そして今回の三陰交。
有名なツボにはそれぞれ特徴がありますが、 実際の鍼灸治療では、一つのツボだけを見るわけではありません。
身体全体の状態や、その日の反応を確認しながら、 複数のツボを組み合わせて施術を行います。
ご自身の身体を知るきっかけとして、 まずは身近なツボに触れてみるのもいいかもしれません。
鍼灸治療院 寛ぎ
院長 原 寛

