専門治療ブログ

2026.09.12更新

脳梗塞の後遺症では、手足の麻痺だけでなく、

「口元が下がって見える」
「笑ったときに左右差がある」
「唇が動かしにくい」
「食べ物や飲み物が口からこぼれる」
「うまく発音しにくい」

といった、顔面や口唇の動かしづらさがみられることがあります。

名古屋市港区の鍼灸治療院 寛ぎでは、脳梗塞後の顔面・口唇の動かしづらさについても、筋肉の緊張や左右差、日常生活で困っている動作を確認しながら施術を考えていきます。

なぜ脳梗塞後に顔が動かしにくくなるのか

顔の筋肉も、脳からの指令によって動いています。

脳梗塞によって、顔の筋肉を動かすための神経の通り道が障害されると、

口角が上がりにくい
頬が動きにくい
唇をすぼめにくい
笑顔に左右差が出る
口をしっかり閉じにくい

といった状態が起こることがあります。

「口元が下がる」と感じる理由

脳梗塞後に、

「片方の口元だけ下がって見える」

ということがあります。

これは、口角を持ち上げる筋肉や頬の筋肉がうまく働きにくくなっている場合があります。

また、片側の筋肉が弱いだけでなく、反対側の筋肉が相対的に強く働くことで、左右差がより目立つこともあります。

食べ物や飲み物がこぼれやすくなることも

口唇の筋肉は、

食べ物を口の中に保つ
飲み物をこぼさない
ストローを使う
唇を閉じる

といった動作に関わっています。

口唇をしっかり閉じにくくなると、

「水を飲むと口の端からこぼれる」

「食べ物が片側に残りやすい」

ということがあります。

見た目だけでなく、食事にも影響することがあります。

頬の内側に食べ物が残ることもあります

顔面麻痺や感覚障害があると、

麻痺側の頬の内側に食べ物が残っていることに気づきにくい

場合があります。

食事が終わったあとでも、食べ物が口の中に残っていることがあります。

ご本人が気づきにくい場合は、ご家族が確認することも大切です。

発音しにくくなることも

唇や舌、頬の筋肉は、言葉を話すときにも使います。

そのため、

パ行
バ行
マ行

など、唇を使う音が発音しにくくなることがあります。

「言葉は頭に浮かんでいるのに、うまく口が動かない」

という状態です。

これは、言葉そのものが出てこない失語症とは別の問題として考える必要があります。

顔面麻痺と失語症は違います

脳梗塞後には、

「話しにくい」

という症状があっても、その原因はひとつではありません。

例えば、

口や舌が動かしにくい
発音がうまくできない
言葉が出てこない
相手の言葉を理解しにくい

では、原因が異なります。

顔や口の筋肉を動かしにくい場合と、言葉そのものの障害は分けて考えることが大切です。

表情が作りにくくなることも

脳梗塞後に、

「笑顔が作りにくい」

「怒っているように見られる」

「表情が乏しくなった」

と感じる方もいます。

顔の筋肉が思うように動かないと、感情を表情に出しにくくなることがあります。

ご本人は笑っているつもりでも、周囲には伝わりにくい場合があります。

これは精神的にも大きな負担になることがあります。

鍼灸治療院 寛ぎでは顔面のどこを見る?

名古屋市港区の鍼灸治療院 寛ぎでは、脳梗塞後の顔面・口唇の状態を見る際、

口角の左右差
頬の動き
唇を閉じられるか
唇をすぼめられるか
眉や額の動き
顔全体の緊張
食事や発音で困っていること

などを確認します。

顔だけを見るわけではありません

顔面の動かしづらさがある場合でも、



顎周辺

口唇周辺

などの筋肉の緊張も確認します。

顔は首や顎の筋肉とも関係が深いため、顔だけに施術すればよいとは限りません。

鍼灸でできること・できないこと

鍼灸では、顔面や口唇周辺の筋肉の緊張を確認しながら施術を行います。

ただし、

鍼灸をすれば必ず顔面麻痺が元通りになる

と断言することはできません。

脳の障害部位や症状の程度、発症からの期間などによっても状態は異なります。

鍼灸は、病院でのリハビリや言語聴覚療法などと併用しながら考える補助的な方法です。

口・顔のリハビリも重要です

脳梗塞後の顔面や口唇の後遺症では、

口を大きく開ける
唇をすぼめる
頬をふくらませる
笑顔を作る
発音練習をする

などのリハビリが行われることがあります。

言語聴覚士などの専門職による指導も重要です。

ご家族に見てほしいポイント

ご家族が見守るときは、

飲み物が口からこぼれていないか
食べ物が頬に残っていないか
むせていないか
発音が急に悪くなっていないか
顔の左右差が強くなっていないか

などを確認してみてください。

特に「むせ」が増えた場合は、嚥下機能の問題が関係していることもあります。

急に顔が下がった場合はすぐ医療機関へ

これは非常に大切です。

脳梗塞後の方で、

急に口元が下がった
急に顔の片側が動かなくなった
言葉が出にくくなった
手足の力が入りにくくなった

という変化が出た場合は、再発などの可能性があります。

すぐに医療機関へ相談してください。

脳梗塞後の顔面・口唇の後遺症でお悩みの方へ

脳梗塞後に、

「顔が動かしにくい」

「口元が下がる」

「飲み物がこぼれる」

「発音しにくい」

という状態には、それぞれ理由があります。

見た目だけの問題ではなく、

食事・会話・表情

にも関係する大切な機能です。

名古屋市港区で脳梗塞後遺症の鍼灸をお探しの方へ

鍼灸治療院 寛ぎでは、脳梗塞・脳卒中後遺症の専門治療にも取り組んでいます。

病院でのリハビリと併用しながら、

顔面の動かしづらさ
口唇の動かしづらさ
手足の麻痺
しびれ
筋肉の緊張
歩行のお悩み

など、一人ひとりの状態を確認しながら施術を考えていきます。

ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も可能です。

鍼灸治療院 寛ぎ
名古屋市港区
あおなみ線 港北駅から徒歩約5分
完全予約制

脳卒中専門治療 45分 7,000円

病院でのリハビリとの併用も可能です。