専門治療ブログ

2026.09.12更新

脳梗塞の後遺症というと、

「手足が動かしにくい」

という運動麻痺をイメージする方が多いと思います。

しかし実際には、

「手がしびれる」
「触られている感じが分かりにくい」
「熱い・冷たいが分かりづらい」
「足の裏の感覚が鈍い」

といった感覚障害で悩んでいる方も少なくありません。

名古屋市港区の鍼灸治療院 寛ぎでは、脳梗塞後のしびれや感覚の変化についても、動きだけではなく感覚の状態を確認しながら施術を考えていきます。

脳梗塞後に感覚が鈍くなるのはなぜ?

脳は、身体から送られてくるさまざまな感覚を受け取り、整理しています。

例えば、

触られた感覚
痛み
温度
圧力
関節の位置
身体がどちらへ動いているか

などです。

脳梗塞によって、こうした感覚を処理する部位や通り道が障害されると、

身体には触れられているのに、その感覚をうまく認識できない

ということが起こります。

「しびれ」だけではありません

感覚障害というと、

「ピリピリする」

「ジンジンする」

というしびれをイメージしやすいですが、実際にはさまざまな感覚があります。

例えば、

感覚が鈍い
感じにくい
左右で触られた感覚が違う
冷たいものが分かりにくい
痛みを感じにくい
逆に軽く触れただけでも痛い

などです。

同じ脳梗塞後遺症でも、感覚の出方は人によって違います。

足の裏の感覚が鈍いと歩行にも影響します

私たちは歩くとき、足の裏からたくさんの情報を受け取っています。

「地面に足がついた」

「身体がどちらへ傾いている」

「どのくらい体重がかかっている」

といった情報です。

足の裏の感覚が鈍くなると、

地面を踏んでいる感じが分かりにくい
麻痺側へ体重をかけにくい
バランスを崩しやすい
歩くのが怖くなる

ということがあります。

そのため、感覚障害は歩行にも大きく関係します。

手の感覚が鈍いと日常生活で困ることも

手には非常に細かな感覚があります。

例えば、

箸を持つ
ボタンを留める
コップを持つ
小銭をつまむ
鍵を回す

といった動作では、指先の感覚が重要です。

手が動いていても、

「物を持っている感じが分かりにくい」

と、力加減を調整しにくくなることがあります。

その結果、

強く握りすぎる。

物を落とす。

細かい作業が難しい。

という問題につながる場合があります。

熱さや冷たさが分かりにくい場合は注意

感覚障害があると、

温度の感覚が分かりにくくなる

ことがあります。

例えば、

熱いお風呂。

カイロ。

湯たんぽ。

電気毛布。

などです。

熱さを感じにくいと、知らないうちに皮膚を傷めたり、低温やけどを起こしたりする可能性があります。

ご本人だけでなく、ご家族も注意してください。

感覚が鈍いのに「痛い」こともあります

脳梗塞後には、

「触られている感覚は鈍いのに、なぜか痛い」

という方もいます。

これは矛盾しているように感じるかもしれません。

しかし感覚障害では、

感覚が低下する
異常な感覚が出る
軽い刺激を痛く感じる

などが同時に起こる場合があります。

脳卒中後にみられる痛みの中には、中枢性疼痛と呼ばれるものもあります。

「感覚がないから動かない」とは限りません

運動麻痺と感覚障害は別の問題です。

手足を動かす力が残っていても、感覚が鈍いことがあります。

逆に、感覚はある程度残っていても、運動麻痺が強い場合もあります。

そのため、

「動くかどうか」だけで身体の状態を判断しないこと

が大切です。

鍼灸治療院 寛ぎでは感覚のどこを見る?

名古屋市港区の鍼灸治療院 寛ぎでは、脳梗塞後の感覚障害を見る際、

左右で感覚に差があるか
触られた感覚が分かるか
どの範囲が鈍いか
しびれが強い場所
感覚と動きの関係
筋肉の緊張
日常生活で困っている動作

などを確認します。

鍼灸では「しびれている場所」だけを見るわけではありません

例えば、手がしびれている場合でも、



上腕
前腕

背中

など、関連する部分の緊張も確認します。

ただし、脳梗塞後の感覚障害は、単純な末梢神経のしびれとは原因が異なる場合があります。

そのため、

「しびれているから、その場所だけに鍼をすればよい」

とは考えません。

鍼灸で感覚障害が必ず治るとは言えません

ここは大切なところです。

脳梗塞後の感覚障害に対して、鍼灸を行うことで変化を感じる方もいますが、

必ず感覚が正常に戻ると断言することはできません。

症状の程度や脳の障害部位、発症からの期間などによっても違います。

鍼灸は、リハビリと併用しながら身体の状態を整える補助的な方法として考えることが大切です。

リハビリでは感覚入力も重要です

脳梗塞後のリハビリでは、

触る
握る
足を床につける
物の形を確認する
さまざまな素材に触れる

など、感覚を使う練習が行われることもあります。

これは、身体から脳へ感覚情報を送り続けることが重要だからです。

ご家族に見てほしいポイント

ご家族が見守るときは、

「動くかどうか」

だけでなく、

熱さを感じているか
痛みを感じているか
物を持っていることが分かるか
麻痺側の手足をぶつけていないか
皮膚に傷がないか

なども確認してみてください。

感覚が鈍い場合、本人が傷や熱さに気づいていないことがあります。

急にしびれが強くなったら注意

脳梗塞後の方で、

急にしびれが強くなった。

新しく感覚がなくなった。

顔や手足の感覚が突然変わった。

言葉が出にくくなった。

力が入りにくくなった。

こうした変化がある場合は、再発などの可能性もあります。

すぐに医療機関へ相談してください。

脳梗塞後のしびれ・感覚障害でお悩みの方へ

脳梗塞後の感覚障害は、

「見た目では分かりにくい」

という特徴があります。

手足が動いていても、

「触っている感じがしない」

「足の裏が分からない」

ということがあります。

そのため、運動麻痺だけではなく、

感覚の状態も含めて身体を見ること

が大切です。

名古屋市港区で脳梗塞後遺症の鍼灸をお探しの方へ

鍼灸治療院 寛ぎでは、脳梗塞・脳卒中後遺症の専門治療にも取り組んでいます。

病院でのリハビリと併用しながら、

手足のしびれ
感覚の鈍さ
筋肉の緊張
手足の動かしづらさ
歩行のお悩み

など、一人ひとりの状態を確認しながら施術を考えていきます。

ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も可能です。

鍼灸治療院 寛ぎ
名古屋市港区
あおなみ線 港北駅から徒歩約5分
完全予約制

脳卒中専門治療 45分 7,000円

病院でのリハビリとの併用も可能です。