脳梗塞の後遺症で、よく聞かれるお悩みのひとつに、
「肩が痛い」
「腕が上がらない」
「服を着るときに肩がつらい」
「寝返りをすると痛い」
というものがあります。
脳梗塞後の肩の痛みは、単純な肩こりや五十肩とは違う場合があります。
名古屋市港区の鍼灸治療院 寛ぎでは、脳梗塞後の肩や腕の動かしづらさについて、筋肉の緊張・関節の動き・麻痺側の支え方などを確認しながら考えていきます。
なぜ脳梗塞後に肩が痛くなるのか
脳梗塞によって腕や肩の筋肉をうまく動かしにくくなると、肩関節を安定させる力も低下することがあります。
その結果、
肩を支えにくい
腕の重さが肩にかかる
関節の位置が不安定になる
筋肉が過剰に緊張する
動かさないことで関節が硬くなる
などが起こりやすくなります。
肩関節はとても動く関節です
肩関節は、身体の中でも非常に大きく動く関節です。
前。
横。
後ろ。
上。
さまざまな方向へ動かすことができます。
その分、筋肉による安定性も重要です。
脳梗塞後に肩周囲の筋肉をうまく使えなくなると、関節の動きが不安定になりやすくなります。
腕の重さだけでも肩に負担がかかる
麻痺が強い場合、腕を自分で十分に持ち上げることが難しくなることがあります。
その状態で腕が下に垂れ続けると、腕の重さが肩にかかります。
この負担が続くことで、
「肩が重い」
「引っ張られる感じがする」
「動かすと痛い」
と感じる方もいます。
肩関節が少し下がることもあります
脳卒中後には、肩関節を支える筋肉の働きが低下することで、
肩関節亜脱臼
と呼ばれる状態がみられることがあります。
これは完全に外れる脱臼とは違いますが、肩の位置が少し下がって不安定になる状態です。
肩関節の隙間が大きく見えることもあります。
麻痺側の腕を無理に引っ張らない
ご家族や介助者の方に特に注意していただきたいポイントです。
起き上がるときや移動するときに、
麻痺側の腕を強く引っ張らない
ようにしてください。
肩が不安定な状態で腕を引っ張ると、肩関節へ大きな負担がかかることがあります。
身体を支える場合は、体幹や健側を使いながら安全に介助することが大切です。
腕が胸の前に入りやすくなることも
脳梗塞後の麻痺では、
肩が内側へ入る
肘が曲がる
腕が胸の前に寄る
手を握り込む
といった姿勢になりやすい方もいます。
これは筋肉の緊張が高くなり、一定の方向へ力が入りやすくなるためです。
この状態が長く続くと、肩や腕の動く範囲が狭くなることがあります。
「痛いから動かさない」が続くとさらに硬くなる場合も
肩が痛いと、
「できるだけ動かしたくない」
と思うのは自然なことです。
しかし、長期間まったく動かさない状態が続くと、関節や筋肉がさらに硬くなる場合があります。
そのため、医師や理学療法士などの指導のもと、
痛みのない範囲で適切に動かすこと
が大切です。
脳梗塞後の肩の痛みは原因がひとつではありません
肩が痛いからといって、
「筋肉が硬いだけ」
とは限りません。
例えば、
肩関節の不安定性
亜脱臼
筋肉の痙縮
関節の拘縮
動かさないことによる硬さ
姿勢の崩れ
炎症
など、複数の要因が関係している場合があります。
鍼灸治療院 寛ぎではどこを見る?
名古屋市港区の鍼灸治療院 寛ぎでは、脳梗塞後の肩や腕の状態を見る際、
肩関節の位置
腕を上げられる範囲
肘の曲がり方
胸や肩前面の緊張
肩甲骨の動き
首や背中の緊張
麻痺側の姿勢
などを確認します。
肩甲骨の動きも重要です
腕を上げるときは、肩関節だけが動くわけではありません。
肩甲骨も一緒に動きます。
脳梗塞後に肩甲骨周辺の筋肉が硬くなったり、動きが小さくなったりすると、腕も上げにくくなります。
そのため、肩だけでなく肩甲骨周辺も確認することが大切です。
鍼灸では筋肉の緊張を確認しながら施術します
脳梗塞後の肩や腕では、
胸の筋肉
肩周辺
上腕
前腕
首
背中
などに強い緊張がみられることがあります。
鍼灸では、こうした筋肉の状態を確認しながら、身体全体のバランスを見て施術を考えていきます。
痛い場所だけに鍼をするわけではありません
肩が痛いからといって、肩だけに鍼をするとは限りません。
肩甲骨。
首。
胸。
腕。
背中。
など、肩の動きに関係する場所も確認します。
身体は連動して動いているためです。
鍼灸はリハビリと併用して考えます
脳梗塞後の肩や腕の機能改善には、病院でのリハビリが重要です。
鍼灸治療院 寛ぎでは、
病院でのリハビリを続けながら、筋肉の緊張や動かしづらさをみる補助的なケア
として鍼灸を取り入れることを考えています。
ご家族が気をつけたいこと
脳梗塞後の肩では、
麻痺側の腕を強く引っ張らない
無理に高く上げない
痛みを我慢させない
長時間同じ姿勢にしない
腕がぶら下がり続けないようにする
ことが大切です。
特に介助の際には、肩関節へ強い力がかからないよう注意してください。
急に強い痛みが出た場合は医療機関へ
突然強い肩の痛みが出た。
腫れてきた。
熱を持っている。
転倒したあとから痛い。
こうした場合は、筋緊張だけでなく別の原因がある可能性もあります。
鍼灸院だけで判断せず、医療機関で確認してください。
脳梗塞後の肩・腕でお悩みの方へ
脳梗塞後に、
「肩が痛い」
「腕が上がらない」
「腕が胸の前に入り込む」
という状態には、それぞれ理由があります。
単純に、
「肩が硬いから」
だけではありません。
肩関節の安定性。
筋肉の緊張。
肩甲骨の動き。
腕の重さ。
姿勢。
などを確認することが大切です。
名古屋市港区で脳梗塞後遺症の鍼灸をお探しの方へ
鍼灸治療院 寛ぎでは、脳梗塞・脳卒中後遺症の専門治療にも取り組んでいます。
病院でのリハビリと併用しながら、
肩の痛み
腕の動かしづらさ
筋肉の緊張
手足の麻痺
など、一人ひとりの状態を確認しながら施術を考えていきます。
ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も可能です。
鍼灸治療院 寛ぎ
名古屋市港区
あおなみ線 港北駅から徒歩約5分
完全予約制
脳卒中専門治療 45分 7,000円
病院でのリハビリとの併用も可能です。

